妊娠は難しい。~不妊治療~

2017年より妊活開始。主に妊活の治療について書いてます。

出産も普通って難しい

お久しぶりです。

いろいろありましたが、1月に無事出産しました。

ただ、出産できたんですがその内容が普通ではなくかなり大変でした。

 

 

普通に妊娠することも難しかったのに、出産まで普通にいかず難しく。

世の中普通って思ってることが一番難しいんじゃないかなと、

そんなことを痛感させられる経験をしました。

 

 

出産は予定日前日の夜23時に陣痛がはじまり、予定日の朝8時半に産まれました。

初産で9時間は早いほうかなと。

ただ、赤ちゃんが思いのほか大きく育っていて、頭が出てくるのに2時間ほどかかりました。

最後は会陰切開して、上から思いっきり押されて、吸引されてのフルセットでようやく出てきました。

元気に産まれたのはよかったのですが、そのあとが大変でした。

 

 

会陰切開したにも関わらず会陰裂傷していて、しかも4段階レベルの3度というひどい裂傷で縫合されるのに1時間以上かかりました。

縫合が痛くて痛くて、陣痛よりも痛かったです。

その縫合中に突然の出血。

かなり多量に出たようで、周りの助産師さんたちがバタバタし始め、酸素マスク付けられ、何人か先生が駆け込んできて状況をみてやばい雰囲気に。

 

赤ちゃんが大きすぎて産道を圧迫していたせいで血種ができて、そこから出血したようでした。

推定出血量が1500ml。ふつうは500mlだそうです。

このままだと輸血も必要になる可能性もあって命にかかわると。

総合病院へ救急車で緊急搬送されました。

 

その間私は意識はありましたが、どうしようもないので身をまかせていました。

ただ、赤ちゃん産まれたのに抱っこもできず、一度会っただけで離ればなれになることになりました。

 

 

総合病院へ搬送されていろんな検査をして、手術の話まで出ましたが、

結局輸血や手術はせずに経過観察のため入院となりました。

私は貧血もありベッドから起き上がれない状態でした。

 

まさか自分が緊急搬送されるなんて思ってもみなかったのでかなり驚きました。

普通に出産して、産院でおいしいご飯を食べて赤ちゃんの世話をしてと想像していたのに。まったく違う状況でした。

総合病院のご飯は本当に質素で、一番楽しみにしていた産院での食事が食べれなかった。

そして、赤ちゃんと離ればなれで抱っこも授乳もできず。これが本当につらかった。

ようやく元気に産まれたはずの我が子が目の前にいないのはかなりつらくて悲しかったです。

 

ただ、家族からは命があってほんとうによかったといわれました。

自分ではあまりピンと来ていなかったんですが、かなりやばい状況だったようで、

後で旦那からシングルファーザーになるかもって頭をよぎったといわれました。

そんな状況だったとは。

 

その後も入院生活が続き、退院の目途がたたなくなり3日経ってようやく赤ちゃんを転院させる話になり、会うことができました。

やっと会うことができて、初めて抱いた我が子。でも、産んだはずの私が抱っこするのは家族のだれよりも後になってしまったことがなんだかやりきれない思いでした。

 

 

その後も入院生活は続いて、縫合の傷が徐々に痛くなり座ることができなくなるほど痛くなりました。食事や授乳などすべて立ったまましてました。

痛くてねむれないことや子供の世話ができないこともあり、痛みのピークのときは本当につらかったです。

その後徐々に痛みがおさまり、貧血も改善して入院13日目でようやく退院許可が出ました。

退院後は実家ですごしましたが、日常生活を元通りに過ごすことができるまで2週間ほどかかりました。

 

 

不妊治療をしてようやく授かって出産できましたが、すべて普通ではないいろんな経験をしたように思います。

当たり前のことがやっぱりあたりまえじゃないんだなとつくづく思い、

普通に妊娠して出産できるって本当にうらやましいと感じました。